刺繍の杜 オランダ生活記

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オランダへの旅

帰国して半年、オランダへの思いが募ってきたところに夫のオランダ行きの話が持ち上がりました。
「一緒に行く?」
もちろん答えは決まっています。
こうして半年振りのオランダ旅行が実現しました。
たくさんの刺繍のお仲間とのおしゃべり、友達とのショッピング、ランチ、ディナー、そのうえ朝食を食べながら・・というおしゃべりまであり本当にたくさんの人たちとの再会は、私のオランダ生活の楽しさが凝縮されているようで、幸せな1週間でした。

「ねぇ、テキスタイルフェスティバルがあるの知ってる?」
誘ってくれたのはナニ・レイでした。
ちょうど私の滞在中にBredaの町のあちこちで刺繍やパッチワーク、織物、帽子や鞄などの展示会があるのだそうです。
一番大きな教会の展示場と、もう一つ修道院近くの展示場の2箇所に行ってきました。
駅を降りると中高年の女性の群れが、どこにこんなに手芸好きな人がいるのだと思うくらい、続々と大教会を目指して歩いています。
大きな教会の中には帽子のコーナー・・・斬新なデザインの帽子がたくさんあったり、パッチワーク、キルト、織物などさまざまな手芸があり、どれも楽しく眺めてきました。
その一角にさまざまな刺繍のコーナーがありました。
ハーダンガーやサンプラー、ブラックワーク、シュヴァルマなどと一緒にザーンセ刺繍、マルケン刺繍などなどオランダの伝統的な刺繍が新しい配色や形で作られていて、どれも新鮮で試してみたいものばかりでした。
その後、行った小さな展示場は販売も兼ねた展示場で染物やビーズ刺繍などと一緒にハーダンガーのお店もありました。


そのお店のオーナー、タミーはアメリカ人、一緒に行ったナニ・レイもアメリカ人なので2人は意気投合。
タミーが店先で刺していた小さめのサンプラーがちょっと気になりチャートをオーダーしてしまいました。
クロスステッチはなかなか刺せないのですが、小さめのものなら何とかなりそうな気もします。
こうしてまた在庫が増えてしまうのですが、持っているだけで幸せというのはすべてのお針子の共通点でしょう。

懐かしい友達に会うという目的以外に、思いもかけずこんな楽しい遠足もあり幸せな気分でオランダを後にしました。

2005/4

 

2005@Miharu Shinohara