刺繍の杜 オランダ生活記

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Delft(デルフト) 

 

ロッテルダムとハーグの間にたくさんの運河に囲まれた小さな町、デルフトがあります。東インド会社が輸入した、中国や日本の陶器にとても人気があり、その影響を受けて作られたのがデルフト陶器だそうです。

引越しをして、デルフトに近くなったので、一人でデルフト半日ツアーに出かけました。

デルフトにはもう何度も来ているのですが、何度来ても、何度同じ道を歩いてもそのたびに新しいものを見つけることのできるすてきな町です。今日は町の外れの東門から町に入りました。この東門の前に運河をはさんでベンチが置かれ、そこに座って眺める東門はとてもすばらしく何も考えずにしばらく休憩です。

フェルメールの「デルフトの眺望」を思い出しながら…でも少し構図が違うみたい。この門をくぐると、ちょうど小学校があり、お昼休みが終わり、子供たちがまた学校に集まってくるところでした。

オランダでは大部分の子達がお昼には家に食事をしに帰るのです。

ペンキ塗りをしている人、庭仕事をしている人、こんなすてきな町で日常生活をしている人たちももちろんいるのです。

運河沿いに歩いてマルクトに向かいます。運河に浮かんだ船にテーブルと椅子が並べられ、そこでお茶が飲めるようになっています。

マルクトには観光バスがちょうど到着し、たくさんの観光客が降りてきました。新教会と市庁舎の真中にあるマルクトを通り過ぎ、今日の目的地タイル博物館に到着です。

子供の遊ぶ図柄、チューリップ、などなど、オランダのタイルが大好きな私はもう何度もここを訪れています。

入り口を入ったところに一人座っているだけで、パンフレットもないとても小さな博物館ですが、壁いっぱいに展示してあるさまざまなタイル、古い古い家具、そして小さな庭、どれもがとてもすてきで何度きても飽きる事はありません。

その中での私の一番お気に入り花のタイル。さまざまなデザインのチューリップや、名前はわからないけれども黒百合のような花が、並んでいます。

他に誰もいない博物館の中を、何度も同じ部屋を行ったりきたりしながらゆっくり楽しみました。

もう一度マルクトに戻りながらアンティークのタイル屋さんをのぞきました。10年程前に1800年頃のタイル(とお店の人が言ったのです)をこのお店で買ったことがあります。その時は雑然としていて埃をかぶった箱の中から一枚一枚眺めながら探してその場で額に入れてもらったのですが、今はきれいに一枚一枚ディスプレイされていて額に入ったものもあります。

タイルだけでなくアイロン、アイロン台、はかりなどの鉄製品、すけーとの歯などのアンティークなど面白いものも置いています。

マルクトに戻ってティータイム。お決まりのコーヒーとアップルタルトです。リンゴのケーキが大好きで、どこへ行ってもこのアップルタルトを注文します。どこで食べてもはずれはないということもありますが。

2002/7

 

2002@Miharu Shinohara