刺繍の杜 オランダ生活記

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  クリスマスショッピング

「クリスマスショッピングに行くけど、一緒に行かない?」

アンからお誘いの電話がありました。

イギリスに暮らしていた時、12月が近づくと子供たちとクリスマスショッピングに出かけました。皆それぞれに、長いショッピングリストを持ち、友達や家族へのプレゼント、パーティグッズ、もちろん自分のためのお楽しみなどなど。人ごみをかき分け、汗だくになりながら気に入ったものを求めて探し回りました。

アンはイギリス人。私はそんなクリスマスショッピングを想像して

「もちろん連れてって!」と答えました。「ク-ラ-ボックスは持ってる?なければ二つ持っていくけど?」

???どこへ、何を買いに行くの?

ベルギーのスーパーマーケットへターキーとラム肉のかたまりを買いに行くのだそうです。もちろんそんなお買い物も私は大好きです。

ベルギーの国境はすぐそこです。日曜日の朝に国境を越えてすぐの小さなパン屋さんにパンを買いに行くというご近所さんもいるくらいですから、そう驚くことでもありません。しかもローストラム用のお肉が手に入るのですから、大喜びでついていきました。

ベルギーに入るところに「ここからベルギー」と言う標識が立っていますが、それ以外にも知る方法があります。

オランダからベルギーに入ったとたんに道路の状態が悪くなるのです。がたがたととても心地悪く揺られながら走るのがベルギー、オランダに帰ってくるとホッとするほど、道路は良くなります。

自動車で走る事20分。目的の大きなスーパーマーケットに着きました。

まずは目的のターキーとラム。オランダでローストラムが食べられるなんて感激です。日本人が和食の食材を求めるように、やはりイギリス人はイギリス食の食材を求めるのだと納得しました。

ラムにはもちろんミントソース。アンの後ろから同じ物をカートに入れいきます。

「バターはオランダのものよりベルギーのほうが私は好きなのよ」

ベルギーは食事がおいしいとオランダから国境を越えて食事をしに出かけることも良くあります。きっとバターのおいしさも違うのでしょう。

栗のピューレの缶詰。ショートクラストと呼ばれる、練りパイ生地も見つけました。もちろんおいしいパンも買って、ワッフルもお土産に。

レジでの支払いは、持ってきたベルギーフランでは足りません。これを全部渡して、残りをダッチギルダーで支払うと、おつりはベルギーフランで受け取る事になります。カードで支払う事も出来ます。

ベルギーのコインをたくさんもらっても困るのでカードで支払う事にしました。これら全ての計算はレジで機械に打ち込むだけで出来てしまうのです。もうすぐユーロになってこんな計算をする機械はいらなくなるのでしょうが、あまりにも賢い機械に感心してしまいました。

今年のクリスマスのターキーの詰め物は、アンの「栗のピューレ」とイギリス時代のジェニーの「ソーセージミート」の2種類が入った豪華版。

グレィビーソースとクランベリーソースも用意することにしましょう。

 

 

2000@Miharu Shinohara