オランダのクリスマスマルクト

クリスマスマルクトと言えばドイツがとても有名で、観光バスを連ねてオランダやフランスなどからたくさんの人がクリスマスの雰囲気を楽しみに行きます。

オランダでもクリスマス前の週末にクリスマスマルクがあると言うので近くの町のクリスマスマルクトに行ってみました。

旧マース川を隔てた隣街、Oud Beijerland と言う小さな町の商店街と中心を流れる水路沿いの道にたくさんのお店が並んでいました。
最高気温も零下と言う寒い日でしたがたくさんの人がクリスマスのためのお買い物をしに、そしてクリスマスの雰囲気を楽しみにやってきています。
「ショコメルはいかが?」
ランニングクラブの人たちがホットチョコレートとアマンダルストッフというクリスマスのお菓子を配っています。「無料だから飲んでいきなさい」と
離れた場所に立っていた私たちに声をかけに来てくれました。
このホットチョコレートで体を温めてから、たくさん並んでいる出店を見て歩くことにしました。

やはり一番多いのはクリスマスの飾りのお店でしょうか。
生の葉をを使ったリース、キャンドル飾り、みんな熱心に選んでいます。本物の葉っぱを使っているので、たくさんの飾りがなくてもとても豪華ですてきです。
大きなものでなくても、手のひらにのってしまうような小さな飾りでも、これがひとつあるだけでお部屋がクリスマスになってしまうに違いありません。
私は今年は自分でアレンジしてみたいと思っていたので、あちこちのお店を見て周り、雰囲気を楽しんできました。

ボビンレースの作品を売っているお店、毛糸の帽子や手袋、靴下などを売っているお店、大きなお店に混じって数人の女性で手作りのものを売っているお店があります。レースやさんの端に古いレースの切れ端が・・・。「それは1920年くらいのものよ」
もしかしたらその女性のお母さんのものかしら?
その小さなレースの切れ端と、編みこみの手袋を手に入れ大満足です。

町の商店街では「Nederlandse Handcarillons」の演奏があり、古いオランダの衣装に身を包んだグループの素敵なベルの音色が聞こえてきます。その演奏の合間にグリューワインが配られています。

クリスマス飾りにはヨセフ、マリア、羊飼いなどの人形が飾られることが多くそれを配置した馬小屋などもたくさん売られています。

小さな町のクリスマスマルクトですが、みんな心が浮き立って歩き方も弾んでいるような、そうしてお店の人たちも楽しそうに、警備のおまわりさんたちも絶対に半分は楽しんでいるに違いありません。

こうして毎年クリスマスグッツが増えていくのです。

12/2002

©2001 Miharu Shinohara