刺繍の杜 オランダ生活記

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マンモグラフィー

オランダから帰国する少し前にオランダでマンモグラフィーの検査をしたことがあります。
まず、市から手紙が来ます。
「今年は貴方はマンモグラフィーの検査をしなければいけません。
次の日程のうちよい日を選んで、はがきを返送してください。」
う~ん、面倒だなぁ。帰国前だし、言葉の問題もあるし、日本に帰ってから受ければいいかな。
そう思ってはがきを返送せずにそのままにしていました。
するとしばらくたってまた手紙がきます。
「あなたはまだ検査を受けていませんね。この検査は大切なものなので必ず受けてください。もし受けない場合はその理由を書いてこの手紙を返送してください。」
あらあら、たいへん。理由の欄には
「何年何月に受けたから」などという文章が並んでいます。
理由を考えるより受けたほうが簡単なので受けることにして手紙を返信しました。
さて、当日、そんなに大きくない私たちの町では検査機関がなく隣のロッテルダムまで行かなければいけません。
車で20分くらいの道のりですので指定された場所に出かけました。

そこにはマンモグラフィー検査専用のちいさな建物があり、毎日何人もの人がそこで検査を受けています。
車がない人も便利なように駅の目の前です。
一日の人数が決められているらしく混雑していることもなく、受付を済ませ待合室で待っていました。
前の人も後ろの人もご夫婦でやってきています。
ご主人が奥様のために受付をしています。
名前を呼ばれ4つ並んでいる扉の中へ入るとそこは更衣室、その奥の扉を開けるとそこに検査機があります。
一つの検査機に二つの更衣室。一人が準備をしている間にもう一人が検査をするという具合です。
検査技師の方は二人、二人とも女性でした。
にこやかに「私はマーリースよ」とまずごあいさつ。
どんな時でもオランダ人はまず名前を名乗ってから事が始まるのです。「大丈夫?いたくなかったでしょ?」最後までにこやかに、しかも到着後3~40分ほどで終わってしまいました。
こんなに簡単に、しかも無料で受けることができるのです。

そういえばイギリスでも同じようなことがありました。
子宮がん検診の予約を取るようにとの葉書に返事をしないでいたら保健婦さんから電話がかかってきて「今この電話で予約を取りなさい」といわれて検診を受けたことがありました。

まず病気にかからないように、かかっても早期発見できるように、オランダもイギリスも予防医学が発達しているのでしょうか。

                                     
9/2007

2007© Miharu Shinohara