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キャンドル作り

チーズで有名な ゴーダ(Goudaオランダ語でハウダというのですが) は「ろうそく」でも有名な町です。
「キャンドルライトの夕べ」という名のクリスマスの点灯式があるのですが、町中が電気を消して、ろうそくの灯だけ、というのはここが「キャンドルの町」だからでしょう。

その Gouda でろうそくを作らせてくれるお店があるというので、さっそく出かけていきました。
さまざまな形や色のろうそく、素敵なろうそくたてが並ぶ「De Vergulde Kaars」というお店の奥に、ろうそくを作らせてくれる工房があります。

 まずろうそくの芯になる紐を板に引っ掛けて、この紐を溶かした蝋の中に浸します。
十分浸ったら、取り出して固まるまで1分間待ちます。
蝋ですからすぐに固まるのです。

これを20回ほど繰り返すと、ろうそくの出来上がりです。少し細めかな・・・と思っていると色をつけると、太くなるので余り太くしなくても良いと教えてくれました。
色を重ねると、どんどん太くなってしまうのだそうです。

早く出来上がらないかしらと、長めに蝋につけてはいけないのだそうです。なぜって蝋が熱で溶けてしまって、結局紐だけになってしまうのですから。

こうして出来上がった白いろうそくに色をつけます。
赤、黄、緑、青、黒の5色の基本色があるのですが、それをどのようにつけたら良いのでしょう?

「ワインレッドはどうするの?」
「赤3回、青1回でワインレッドが出来ますよ」

いろいろ考えた末、青のグラデーションを作ることに決め、青にまず全部つけます。次は途中までもう一度青、もっとしたまで青・・・ちょっと寂しげな冷たいろうそくが出来上がってしまったので、下のほうに赤、そうしてもう一度青。イメージどおりに根元は濃い紫、そうして上のほうは淡い水色のろうそくです。

Goudaのろうそくはとても質が良いので、ろうそくを買うときは「Gouda」の名前を確かめて買うのだそうです。
火をつけたときに蝋が外にたれてこないで、内側にたまるので最後まで使い切ることが出来るのだそうです。

「これは9時間持つから、ディナータイムにちょうどよいよ」とおじさんが教えてくれました。

お客様を迎えて、夕食が終わって、デザートの時まで大丈夫ということかしら。そんなに立派なお食事じゃなくてもこのお手製のろうそくがご馳走の代わりになってくれるに違いありません。

とてももったいなくて、火をつけることなんて出来ないかも知れません。

11/2002

 

 

©2002 Miharu Shinohara