またまた引越し

息子が高校を卒業しRotterdamに引っ越していってしまった後、私たちは再び引越しを思い立ちました。初めから息子が卒業するまでの仮住まいのつもりでしたので、夫の勤務先に近い所に私たちも家を探し始めました。

今回は期限があるわけではないのでじっくり探そうと思ったのですが、やはり貸家不足は深刻らしく、全く見つかりません。

今回もさまざまな人から情報を頂いて、10社ほどの不動産屋さんに申し込みました。勤務先がRotterdamに変わったので、Rotterdam 近郊であればどこでも良いので、範囲はかなり広がりましたがどこの不動産屋でも「良い物件があれば連絡します。」と言われたまま、半年近く全く連絡がありません。

毎週毎週空き物件をインターネットや新聞で探し、気に入ったものを申し込むと言うものから、ただひたすら待つのみというものまでさまざまです。

では、その気に入ったものを申し込むと、どうなるのでしょう。

「年収、家族構成、その他考慮し、なおかつ現在の住居に長く住んでいる人が優先」されるのだそうです。

長さでは私たちはオランダ人にかなうわけがありません。もう10年くらい住んでいる人たちがたくさんいるのですから。

まずこれは除外・・・と思いつつ、ただひたすら待つのも寂しいので、毎週、空家情報を見て「この通りは良い。」とか「間取りが悪い」などなど言いながら申し込みました。実際には私たちは南の外れに住んでいるわけですから、Rotterdam 近郊の事など全く分からないので、地図を見ながら想像していただけですが。

半年以上が過ぎ、一つの不動産屋さんから手紙が届きました。

「あなたが申し込んだ物件について、あなたは始めの3人の中に入っているので、部屋を見たければきてください。」というもの。

ところが私には全く申し込んだ覚えがないのです。

半信半疑で電話をすると「3人の人を呼んでありますので見たければ来てください」との事。とにかく見に行く事にしました。

Rotterdamの南に隣接する小さな町、しかも築半年で夫の仕事先まで20分の好条件。あれよあれよと言う間に決まってしまい1週間後には鍵を手にしてしまったのでした。

今までの苦労は一体なんだったのだろうと思いつつ、引越し準備に取り掛かりました。

 

©2002 Miharu Shinohara