クリスマスプレゼント

 

夫が大きな箱を抱えて帰宅しました。「クリスマスプレゼントだよー。」

すっかり忘れていました。オランダでは社員全員に会社からクリスマスプレゼントがあったのです。大人だけの我が家ではクリスマスといってもツリーを飾って玄関にリースを飾る・・・くらいしかしていません。そのクリスマスツリーの下に大きな箱が二つ。一つは夫が勤める大学から、そしてもう一つは学部から。いっぺんに家の中が賑やかになり、クリスマスの雰囲気を盛り上げてくれます。

「ねっ。開けてもいい?」

食事の用意も忘れて、さっそく開けてしまいました。

箱の中身はワイン、シェリー、チーズ、チョコレート、ミント、クラッカー、それに土鍋。さてもうひとつはやっぱりワイン、チーズなどに加えてCDとかわいいぬいぐるみ。いつも見ているものでもこうして箱の中からザクザクと出てくると、なんだか特別なもののような気がします。

そういえば去年はブリキのバケツの中にいろいろ入っていたっけ。

こうやって眺めてみると、そのまますぐに音楽を聴きながらワインを飲んでチーズやクラッカーをつまむ、そんな風に楽しめそうです。

こんな習慣は一体いつからあるのかしら。子供たちはシンタクラースからプレゼントの箱をもらいます。この箱にはお菓子や、小さなおもちゃ、いろいろなものが詰め込まれていますが、この大人へのプレゼントもそんな感じで大きな箱を開ける時、箱の中から一つ一つ取り出す時、子供に返ったような気にさせてくれます。

12月になると、いろいろな会社で社員の家族のためにシンタクラースと召使のピートを呼び、参加者の子供たちのためにプレゼントを用意します。楽しむ事が大好きなオランダ人らしい行事なのでしょう。

いっぺんにクリスマスの雰囲気が盛り上がった我が家。

「ねえ。クリスマスはどうするの?」

クリスマスの予定が決まっていなかった我が家ですが、もうそろそろ考えなくちゃ。

そんな気にさせてくれたクリスマスプレゼントでした。15/12/2001

©2001 Miharu Shinohara